ロコモティブシンドロームとは?
私たちの体のなかには、呼吸器や循環器、消化器など様々な器官がありますが、骨、関節、筋肉や神経で構成される器官を総称して「運動器」といいます。
その運動器はそれぞれが連携して働いているため、加齢に伴って、どれかひとつでも悪くなれば思うように身体を動かすことができなくなってしまいます。しかも、時として、複数の運動器が同時に障害を受けることもあるのです。
このように、主に加齢による運動器の障害のために、立つ・歩く・走る・座るといった移動機能が低下して介護が必要となったり、介護が必要になる危険が高くなる状態を「ロコモディブシンドローム(運動器症候群)」といいます
ロコモは「健康寿命」の大敵です!
「健康寿命」とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
その健康寿命を短くする3大要因が「メタボ」、「認知症」と、この「ロコモ」なのです。
たとえ、今は健康な状態だとしても、運動習慣のない生活を続けていると、運動器は徐々に衰えていきます。そのまま放っておくと、日常生活に支障をきたし、介護を必要とする状態になるかもしれません。また、骨粗しょう症や変形性関節症、変形性脊椎症などの運動器疾患の発症にもつながります。
年齢とは関係ありません。
若いうちからの運動習慣が重要になってくるのです。
7つの「ロコチェック」
下記の7つの項目に1つでも当てはまれば、ロコモである心配があります。
ロコモ改善のために、今日から運動する習慣を身につけましょう!
- 家の中でつまづいたり滑ったりする。
- 階段を上がるのに手すりが必要である。
- 15分くらい続けて歩けない。
- 横断歩道を青信号で渡りきれない。
- 片脚立ちで靴下が履けない。
- 2kg程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である。
- 家のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である。
また、現在、ひとつも当てはまらなかったとしても、油断は禁物です。
ロコモ予防のために、今から運動する習慣を身につけるようにしましょう!
「ポールウォーキング」を始めましょう!
「ポールウォーキング」は、専用ポールを持って歩くだけ!
自分に合った長さのポールを持つので、背筋が伸び、歩幅も広がるため、
その運動効果は通常ウォーキングと比べると20~30%も増えます。
それだけではありません。
両手でポールを持つから、足腰、膝や足首、関節にかかる負担を大幅に減らすことができます。
さらに通常のウォーキングよりも腕を前後に大きく動かすため、首や肩、肩甲骨周辺の血行が改善され、痛みやコリの解消効果も期待できます。
また、ポールを使ってスクワットなどの筋力アップトレーニングをすることもできます。
このように、さまざまな効果が期待できる「ポールウォーキング」で、健康寿命を延ばし、ロコモとは無縁な楽しい人生を送りましょう!
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